JR特急はるか号VS南海特急ラピート号
どっちがいいの??
皆さんこんにちは!!
関西の日本の玄関口となっている関西国際空港。先日の台風の影響で浸水し使用不能になり日本の経済に大きなダメージを与えました。
いまは全面復旧しており最近では国際線が多く就航するようになりいま成長している空港です。関西空港から大阪の都心へ向かう際大きく分けて2種類あります。まず一つはリムジンバスです。関空からは大阪都心だけでなく奈良、和歌山、京都、兵庫等多くの方面へ発着しており24時間運行してる路線もあります。
そしてもう一つが鉄道です。
関西空港にはJR西日本と南海電鉄が乗り入れてます。今回は鉄道のお話です。
よくJRと南海どちらの方が良いのか?と聞かれますが実は2つはそれぞれ異なった性質を持ってます。
結論から言いますとJRの特急はるか号は新大阪、京都方面に抜ける客の為に走っています。
逆に南海の特急ラピート号は大阪の繁華街ミナミ、難波方面に抜ける客の為に走ってます。
なので目的によってどちらが便利かどうかは変わってきます。乗車率を見るとはるか号もラピート号もそれほど変わりません。
それでは車内設備を見ていきます。
まずはJRの特急はるか号からです。
はるか号はグリーン車と普通車指定席、自由席の3クラス制です。
実は自由席特急料金がものすごく安いことが有名です。B特急料金となっておりさらに関西空港駅から京都駅までがギリギリ99.8キロとなっており970円で乗れちゃうんです。
とてもお買い得ですね!
それではグリーン車からいきます。
グリーン車は1号車です。
小さなグリーンマークです。個人的にはもっと大きくしてほしいです。700系のマークが一番お気に入りです。笑
三列シートとなっておりとても大きく感じます。またグリーン車だけでなく普通車にもありますが下の写真奥のデッキには荷物を置くスペースが有りますが鍵などは付いていません。
盗難の被害にあうかもしれないのであまり使う事はお勧めしません。
では座席を見ていきます。
大きくてずっしり感があり一見豪華に見えます。リクライニングはなかなか倒れて良いです。
車内の電光掲示板は少し小さく真ん中あたりの席からだとほぼ見えないと思います。
枕は固定式となっており動かす事はできません。グリーン車の乗客のためのブランケット等のサービスもありません。またこの車両は登場してからだいぶ経つのでコンセントの設備等もグリーン車、普通車共にありません。
フットレストは跳ね上げ式です。
はっきり言って使い物になりません。
このグリーン車の1番の難点はテーブルです。
上記の写真のこのテーブル1つしかなくパソコンなどはおろか弁当さえも置けるかどうか微妙です。ビジネス客も多い空港輸送特急としてはいかがなものかと思います。普通車のテーブルはこれよりもひどくペットボトルを置くぐらいのテーブルがありません。
ですが登場した時期がとても前だと言うこと、グリーン料金が安いことを考慮すれば仕方ないかもしれません。ただはるか号のグリーン車はいつでも空いてます笑
それでは続いて普通車です。
グリーン車は空いてますが普通車となれば話は別で乗車率はとてもいいです。理由の1つとして先ほど述べた通り京都まで乗っても970円の追加料金と安いことだと思います。
また新大阪や京都まで追加料金なしの関空快速で行く場合大阪駅での乗り換えが必要となるのでそう考えるととても便利ですよね。
注意するべき点としてはるか号は大阪駅を通りません。大阪環状線の西九条駅から梅田貨物線と呼ばれている貨物線に入り新大阪まで抜けます。つまり大阪駅に行く場合は関空快速を使った方がお得です。
こちらは追加料金なしの関空快速です。
転換クロスシートで十分快適です。
話がずれましたがはるか号の普通車の話に戻します。
こちらが普通車のシートです。
先ほど述べた通りコンセントは無く、テーブルも無いと思って頂いた方が良いです。
リクライニングも気持ち程度にしか倒れません。何度も言いますが特急料金が安いので文句は言えません。
JRを使う場合の結論として新大阪や京都に行く場合ははるか号をお勧めします。天王寺駅や大阪駅に行く場合は追加料金なしの関空快速をお勧めします。
それでは続いては南海電車の方に行きましょう。
南海は特急ラピートと空港急行、普通車が関西空港に乗り入れ関西空港と難波駅を結びます。
空港急行や普通車はロングシートの車両となってます。なので省略します。
ここではラピート号の話をします。
ラピート号は全車両指定席となっていて自由席はありません。座席の種類は2種類あってレギュラーシートとスーパーシートがあります。
前者がJRで言うところの普通車指定席、後者がグリーン車指定席です。
関西空港から難波駅までの所要時間は35分ほどです。
料金はレギュラーシートが510円、スーパーシートが720円ですがネットのチケットレスサービスを使うとスーパーシートが510円で買えます。つまり皆レギュラーシートに乗っているということなんでしょうね。
ラピートは何度もなりましたがスーパーシートは確かに空いてます。
列車は6両編成固定となっており1から4号車はレギュラーシート、5.6号車がスーパーシートとなってます。
それではスーパーシートから見ていきます。
ラピートにもはるか号同様荷物スペースが設置されてます。こちらの方は鍵が付いています。
はるか号との大きな違いです。非常にgood!!です。
スーパーシート車内です。3列シートとなっており広々としています。
ラピート号は車内が数字の0のような形をしておりJRではあまり見られないデザインとなっていて斬新です。
なおラピートについてもレギュラーシート、スーパーシート同様、テーブルは付いてないと思って頂いて結構だと思います。
またコンセント等も一切ありません。
残念な点です。
こちらがレギュラーシートです。
スーパーシートとは座席の内容はほとんど変わりません。スーパーシートの方が少し広いかな?というぐらいにしか変わりません。
こだわりがなければレギュラーシートで十分です。乗車時間も短いですしね。
こんな感じで2種類を比べましたがそれぞれ長所、短所があり結局は個人個人好みも違いますし求めることも違うのでどちらが上でどちらが下かは決めれないですね。ぜひ関空を利用した時はどちらか必要な方を乗ってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!!それでは次回で!!!!
追記
ユニバーサルスタジオジャパンに行く際は関空快速を利用の上、西九条駅でJRゆめ咲線に乗り換えてください。はるか号は西九条駅には止まりません。