651系 スワローサービスとは?グリーン車乗車記
朝夕の通勤時間帯は本当に混みまくります。
特に首都圏では尋常じゃない程の人で溢れ一体この人数がどこからで出てきてるのかと考えてしまうほど混み合います。
JR側としては救済措置としてライナーを走らせたりと工夫しています。
その中でも異色な列車特急スワローあかぎ号のお話です。
まずスワローサービスについての解説です。
通常、JRの特急には特急料金が乗車券とは別途にしてかかります。
このスワローあかぎ号も特急なのでその点では同じです。
普通の特急は自由席特急券、普通車指定席特急券、グリーン車指定席特急券と概ね3種に分けることができます。
ですがこのスワローあかぎ号には自由席特急券では乗ることができません。同じ区間を特急草津号が走ってますがそちらは自由席特急券で乗れます。これは本当にややこしくて当惑する方も多いと思います。
ではスワローあかぎ号での特急券の種類は何なのか話します。
まずグリーン車指定席特急券。こちらは通常通りです。そして普通車指定席特急券。こちらも通常通りです。
そして最後に座席未指定特急券です。
これがスワローサービスなのです。
座席未指定券の料金は普通車指定席特急券の料金と同額です。この券では空いている普通車の席に座ることが出来るのです。
メリットとしては30分おきに運行しているどのスワローあかぎ号にも乗れるという点です。
乗り過ごした!とか飲み会で間に合わなかった!とかそういった事が起こらないのです。
ただし立場上普通車指定席特急券を持っている方の方が上です。
例えば座席未指定券で上野から乗車するとします。そして赤羽から今座っている席の指定券を持ってる人が乗ってくるとその方に席を譲らなければなりません。そしてまた他の空いている席に移動という事になるのです。
なので予定がしっかり決まってて乗り過ごしたりする可能性がないのならば指定席を予約する事が確実だと思います。
グリーン車に関してはスワローサービスは設定されていません。ご注意ください。
それでは今回はグリーン車に乗ってきたので記します。
多くの人で賑わう上野駅地下ホーム。
かつてはここから北方面に寝台特急が出ていましたが今このホームはあまり使われていません。コンビニも通勤時間帯以外は閉店しているところが多いです。
上野東京ラインが開通するまでは常磐線特急は上野駅が始発でしたが今は品川駅が始発となっています。ただ一部の便は今も上野駅地下ホーム始発となっています。いつまでも残り続けて欲しいです。
折り返し運転のため車内清掃を行っています。非常用ドアコックを使い手動でドアが開けられる状態です。
今回乗車する特急スワローあかぎ3号 本庄行です。
首都圏で幕式の行き先表示はほとんど見られないですね。
乗車位置もアナログです。
この大きなグリーンマーク、なかなか良いです!!
今回乗車するのは651系という車両で首都圏では珍しく3列シートのグリーン車です。
やはりグリーン車はこうでなくっちゃ!と思います。枕などの装備はなくコンセントなどももちろんありません。ブランケットの貸し出しもありません。
テーブルは前から取り出す式です。
インアームテーブル、飲み物ホルダー等はありません。
2人掛けの真ん中には大きな肘おきがあります。これもかなりしっかりしていて良いです。
読書灯も完備していて位置を変えることも可能です。
固定式フットレストがあります。
こちらは靴のまま使用する面
こちらが靴を脱いで使用する面です。
リクライニングはボタン式です。
リクライニングも結構倒れて快適です。
車端部には荷物スペースがあります。
ただ鍵などはないため荷物の管理には気をつけてください。
明らかに後付け感のあるLCDも設置されています。
自動ドアも古いタイプのものでこのボタンを押して開けるタイプです。
洗面台もシンプルながらしっかりと設置されています。お手洗いも古い割には大きなトイレが付いていて車椅子の方でも利用しやすいと思います。
651系もそろそろ車齢的に廃車の可能性もあるので早いうちに乗ってみてはいかがでしょう?
3列グリーン車ですし個人的に好きな車両の1つです。 今回はこの辺で終わります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
それでは!!!!